- 子どもが新しいことに挑戦してくれない……とお悩みの人
- 子どもの自己肯定感を上げたいと思っている人
- 子どもとの向き合い方のヒントが欲しい人
親は子どもの成長を願うもの。
いろんな挑戦をして経験値をたくさん積んでほしいですよね。
でも、なかなかそれが難しい。
すぐにやらない、できないと言って逃げてしまう。
どうやったら挑戦してくれるのか、おだてても褒めてもやってくれない・・・
はじめちゃんもその一人です。
できないものはやりたくない!スタイルの我が息子にとても悩んでいました・・・・
でも、子供への接し方を変えることで、少しずつ変わってきました!
今では、

開成中学校が一番すごいの?
俺、受けてみる!!
と言うくらいに成長しました!
今回は、失敗を恐れない・挑戦できる子供に育つための方法についてお伝えします。
挑戦するためには「自己肯定感を上げること」「挑戦する=すごい!を体感すること」が大事だと思い、我が家では6つの働きかけをしてきました。
実践することで、少しずつ子供が挑戦するようになるはずです。
挑戦できる子になるためのポイントは2つ!
私は悩んでいました。
息子にチャレンジ精神がないことを・・・
体を動かすことが苦手な息子。
幼稚園の体操教室に入れても



できないから行かない!!
・・・ということで、教室に閉じこもって参加しなかったり・・・
パズルやクイズをやっているときも



わからない!もうやめる!!
・・・ということで、すぐに諦める・・・
先生からも
「失敗することがかなり苦手で、少しでも失敗したりうまくできないことがあると不機嫌になっています・・・」
と、言われました。
親としては、子供がいろいろ挑戦!いろいろ経験!
そして、すくすくと成長していくことを楽しみにしています。



どうしたらいろんなことに挑戦できるようになるかな・・・・
研究した結果、2つの大事なことがわかりました。
- 自己肯定感を上げること
- 挑戦=素敵!を体感すること
POINT:自己肯定感を上げること
自己肯定感というと、ありのままの自分を認められる感覚のことですね。
自己肯定感についていろいろ調べて、大事なポイントをまとめました!
- 自己肯定感が高いと、難しいことにもチャレンジできる!
- 自分が無条件に認められているという感覚である「絶対的な自己肯定感」を育てるのが大事!
- 「絶対的な自己肯定感」は「いつでも挽回可能」で、「いろいろなものが代替可能」
根拠は以下の通り。
自己肯定感とは?
実用日本語表現辞典での記載を引用します。
自己肯定感(じここうていかん)とは、自分自身の価値や能力を認識し、肯定する心の状態を指す言葉である。自己肯定感が高い人は、自分自身を尊重し、自分の意見や感情を大切にする傾向がある。また、困難な状況に直面したときでも、自分自身の力を信じて行動することができる。
自己肯定感が高いと、難しいこともチャレンジできる ということは共通した認識のようですね。
自己肯定感の種類
自己肯定感は3種類あるようです。
参議院の調査室作成資料(立法と調査 392号(平成29年9月8日))の調査を紹介します。
子供たちの自己肯定感を育む― 教育再生実行会議第十次提言を受けて ―竹内 健太(文教科学委員会調査室)
自己肯定感の概念 自己の何を肯定するのか 何によって自己肯定感が生じるか 他者評価等に基づく自己肯定感 自らの努力や能力、成果 他者からの肯定的な評価、他者との比較 自己受容に基づく自己肯定感 (長所のみならず短所も含む)
自分らしさや個性自身による受け止め 絶対的な自己肯定感 自らの全存在 保護者等からの愛情
参議院に調査資料があるなんて、国家としても自己肯定感を高めるのが大事ということですね・・・
他の国に比べても日本は自己肯定感が低い子どもが多いそうです。
この調査を読んで、私が感じた自己肯定感の重要ポイントは以下の通りです。
- 他者評価等に基づく自己肯定感=「他人から褒められること」=自分の長所しか肯定されない
- 自己受容に基づく自己肯定感=「自分はこれでよい」=自分の短所も肯定される
- 絶対的な自己肯定感=「自分の全存在が認められている」=自分が無条件に肯定される
- 大事なのは「絶対的な自己肯定感」「自己受容に基づく自己肯定感」
「絶対的な自己肯定感」が特に重要なようです。
一番大事な「絶対的な自己肯定感」とは
「絶対的な自己肯定感」とは・・・?
ざっくりとまとめます。
× 自分は褒められるから価値がある
ではなく、
◯ 自分は自分だから価値がある!
と感じられるのが大事。
そう思えるようになるには
× 小さい頃に親の愛情をたっぷり受けなければいけない
ではなく、
◯ いつからでも遅くないし、誰からでもよいからたっぷりの愛情を受ける
ことが必要。
「いつからでも遅くない」し、「誰からでもよい」というのはとても心強い言葉ですね。
小さいときに愛情が注げなかったと後悔しているのであれば、今からでも遅くない!



ずっと保育所で一緒の時間が少なかったかな……
愛情不足だったかも……
そのような悩みはもう不要。
先生たちが精一杯我が子の面倒を見てくれていたら、愛情は十分注いでくれていたということになります。
万が一そうではなかったとしても、これからどんどん挽回可能ということです。



自己肯定感を上げるのはいつからでもOK!
POINT:挑戦する=素敵!を体感すること
子どもの気持ちは



失敗するのがイヤ!
新しいことにチャレンジしたくない!
ということなんだと思います・・・・
親としての心構えは



(GOOD!)
新しいことに挑戦できたんだ!!
すごい!かっこいい!!
ということをずっと伝え続けることが大事!
結果ではなく、まずは挑戦できたことを認める!
間違っても



(BAD!)
失敗した!反省しろ!
どうやったらできるか考えろ!!
なんて言ってはいけませんね・・・・
頭では分かっているし、こんな言い方はしないけど・・・・
案外気持ちが顔に出ちゃったりして・・・
挑戦することが素敵なことであるということが伝わるように心がけましょう。
挑戦できる子になる6つの働きかけ
我が家では6つのことを実践しています。
「自己肯定感を高めるもの」「挑戦を促すもの」の2種類に分けて紹介していきます。
(自己肯定感)当たり前のことを褒める



うちの子、全然褒めるところない・・・・
というふうに悩んでいませんか?
褒められるようなことをしたから褒める!というのは、絶対的な自己肯定感を得るためにはマイナスです!!



じゃあ、褒めちゃいけないの!?



そうじゃないよ。
注意点があるんだよ。
褒められることをしたから褒めると、子どもは褒められるために動くようになります。
- テストが100点だったから褒める → 100点でなければ価値がない
- 人に優しくできたから褒める → 優しくできなかったらダメ
- かけっこで一番だったから褒める → 次も一番にならないといけない
条件付きで褒めると、人の顔色を伺うようになったり、嘘を付くようになる恐れがあります。
もちろん、褒めてはいけないということではありません。



だったら結局どうすればよいの??
ぜひとも実践してほしいのが、
アタリマエのことを褒める!



学校に行けたね!
ご飯を食べれたね!
良い笑顔だね!
で、いいんです!



いい感じで心臓が動いてるね!
こんなんだって、いいんです!
アタリマエのことを褒めてくれるって結構うれしいんです。
ありのままの自分を認めてくれた!って思えるんです。



お仕事いつもお疲れさま!
ご飯をつくってくれて嬉しい!
アタリマエだと思っていることを、子供から言われたら嬉しいものです。
アタリマエのことなのにすっごくうれしい最強ワードは、



生まれてきてくれてありがとう!!
自己肯定感、爆上がりです。
アタリマエすぎることを思い切って言ってみましょう!
何かが変わるはずです。
(自己肯定感)いろんなことを子供に決めさせる
小さいときから買う服や履く靴を選ばせていました。
大事なのは、どんなものを選んでも否定しないことです。



いいね!
繰り返すことで選ぶことに自信がついていきました。
はじめちゃんの塾通いも自分で選びました。
今のところ楽しんで通えています。
自分で選んだものは納得感があり、継続しやすいです。
押し付けられたものは積極的になれません。
大人だって、押し付けられた本や音楽は受け入れがたい・・・・
自分が選んだものは大事にできる、自分自身も大事にできる。
積み重ねが自己肯定感につながっていきます。
(自己肯定感)寝る前に愛を伝える
寝る前にいつも言う言葉があります。



今日も頑張ったね、かっこよかったよ、愛しているよ!
毎日続けることで、自分に自信が出てきたようです。
恥ずかしいかもしれませんが、一回言っちゃえば慣れます。
はじめちゃんも嬉しそうです。
大事なのは、イライラしているときにも言う事!
むしろ、めちゃくちゃ叱ったときこそチャンスです。
より、愛情が伝わります。
(挑戦)一緒にゲームをする
はじめちゃんはゲームが大好き!
ゲーム好きなかあちゃんの影響です。
ゲームはデメリットばかりではありません!



ゲームこそ、挑戦のチャンス!!
ゲームでは諦めない気持ちを養えます。
何回ゲームオーバーになっても何度も挑戦する!
はじめちゃんの成長を一番感じたのは、マインクラフトです。



ゾンビ出てきたー こわいー もうやらなーい
こんな感じだったはじめちゃん・・・・
なんとかチャレンジして敵を倒せるようになるとぐんぐん挑戦心が芽生えてきました。



僕がエンダードラゴンを倒す!
最終的には最後の敵エンダードラゴンを一人で倒しました。
- 挑戦を促す
- コミュニケーションがとれる
- 成長が感じられる
- やり過ぎをストップできる
- みんな仲良くなる
ゲームにはメリットも多いので、やり過ぎに注意しながら取り入れるのも手です。
(挑戦)挑戦できたことを称える
我が家は小学校受験もしています。
幼稚園のお受験クラスや家での勉強……
春夏秋冬の草花や行事を覚えたり、ちょうちょ結びを練習したり・・・
それはそれは頑張りました。



でも、落ちた!!
悔しかったですが、とてもいい経験になりました。



精一杯やることをやって挑戦できた!
かっこよかった!



うん!
次も頑張る!
家族みんな悔いのない小学校受験となりました。
結果を見るのでなく、過程を認める。
結果が得られなくても今までの頑張りが消えるわけではない。



挑戦することは結果に関わらず素晴らしいこと!
(挑戦)親が挑戦するところをみせる
子どもは親の背中を見て育つものです。
我が家では、親が挑戦するところを積極的に見せています。



資格試験に挑戦するぞ!
ハーフマラソンも走っちゃうぞ!
ブログも書いちゃうぞ!



大人もがんばってるんだなあ。
子どもに言うだけじゃないんだなあ。
「子どもに宣言しながらやること」が大事です。
気づいてもらえなければ意味がありませんものね。
初めてパン作りに挑戦するぞ!
いつもは通らない道に行ってみよう!
そんな小さなことで十分です。
たとえ失敗しても、失敗する姿を見せるのが大事です。
リカバリー方法や、気持ちの切り替え方法の手本となります。
まとめ
挑戦できる子どもに育てる方法について、我が家の体験を交えて紹介しました。
失敗を恐れ、新しいことに消極的だったはじめちゃんが、接し方を工夫することで変わりました。
ポイントは「自己肯定感を上げること」と「挑戦する素晴らしさを体感させること」です。
自己肯定感を上げるためにしたことは以下の3つです。
- 当たり前のことを褒める
- 自分で選択させる
- 寝る前に愛を伝える
挑戦の素晴らしさを体感するためにしたことは以下の3つです。
- 一緒にゲームをする
- 挑戦できたことを認める
- 親が挑戦する姿を見せる
これらを実践することで、はじめちゃんは少しずつ挑戦ができるようになりました。
簡単にできるものが多いので、是非取り入れてみてください。
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