子どもの筆箱のチェックって大変ですよね。あれ、鉛筆が足りない、折れてる、急に短くなってる!?などなど・・・
鉛筆を削るのは手間だし、シャープペンを使いたい。でも、小学校でシャープペンが禁止されてて使えない・・・
だったら、せめて家の中では使いたい!でも学校で禁止されているのに家で使ってもいいの?禁止されているってことは子供に悪影響があるのでは・・・
こんなふうに小学生低学年からシャープペンを持たせてよいのか不安な親御さんは多いと思います。
そもそも禁止されている理由ってなんだろう?その理由を知って対策できたら安心して使えますよね。
我が家は小学1年生からシャープペンを使っています。(学校では禁止なので、家と塾で使っています。)
今回は学校で禁止されている理由とその対策、そしておすすめのシャープペンをご紹介します。
結論、我が家の選んだシャープペンは「ぺんてるのタフ」です。
ぴったりなシャーペンに出会って、親も子供もストレスのないお勉強ライフを過ごしましょう!
なぜシャープペンが禁止なの?5つの理由と3つの指導指針
シャープペンを学校で使うことについての論文がありました。
2005年と少し昔の論文ですが、学校の先生がシャープペンをどう思っているか書かれています。
以下に引用させて頂いておりますが、簡単に理由をまとめると以下のとおりです。
先生が学校でシャープペンを禁止にしている5つの理由
1.シャープペンシルは折れやすいから
2.鉛筆と持ち方が違うから(シャープペンは立てて持たないといけない、筆圧がかからない)
3.高価だから
4.文字の色が薄くなる
5.手遊びの原因となる
・・・など
また、先生が指導すべきと考えていることをまとめると、
シャープペンについて指導すべき3つのこと
1.持ち方
2.選び方
3.使い方
のようです。
これらが対策できたら、家では気持ちよくシャープペンを使えますね!
※以下、グレーの枠内は引用です。
2)学校での対処
ここで最も多かった回答は、「学校全体でできるだけ使用しないようにさせている」が全体の3分の1弱、次の「担任の判断に任せている」が僅差で続き、追って「学年によつて異なつている」、「特に何もしていない」、「学校全体で全面的に使用を禁止している」という順になつている。また、「学校全体で積極的に使用させている」という回答はなかった。
~中略~
3)対処の理由
では、なぜそう決めたのか、幾つかの選択肢の中から当てはまる項目を選んでもらった。使用禁止の場合その理由に「シャープペンシルは折れやすいから」を挙げた人が最も多く半数近くに上っている。使用許可の理由は「日常使つているから」「便利だから」で、共に4分の1ほどの人がこれを挙げている。また、それぞれ 1割ほどだが、「立てて持つから」と鉛筆の執筆法との差を意識している回答、「鉛筆の代替えだから」と鉛筆とひとくくりに捉えている回答がある。他に数名が「高価だから」「指導法が分からないから」「教科書に記載されていないから」を挙げている。以上はこちらから用意した選択肢だが、「その他」には次のように記入されている。
・筆圧がかからないから・薄いから ・カチャカチャ手遊びになるから
・字が小さくなるから ・持ち方が曖味になるから ・小学生には必要ないから
・これだけ普及しているのだから など
~中略~
具体的な指導の内容については次のような意見が挙げられている。
・正しい持ち方 ・芯の入れ方や出し具合などの安全な取り扱い方 ・芯の濃さに関して ・筆圧について・使用場面について ・ペン軸の太さについて ・使いやすいもの良いものの選び方
~略~
引用 シャープペンシル指導の体系化への提言 作成者: 鳥宮, 暁秀, 杉崎, 哲子 https://doi.org/10.14945/00008357
家でシャープペンを使うときに気をつけること4つ
学校でシャープペンが禁止されている理由がわかってきました。
それを克服すべく家で指導すべきことは大きく分けて「持ち方」「選び方」「使い方」ですね。
それぞれ具体的に気をつけていきたいことをまとめます。
【持ち方】鉛筆と同じように持とう
シャープペンと鉛筆では持ち方が違うから学校で指導ができないという話があるようですが、それは違うようです。
シャープペンの芯の強度を計るJIS試験では、紙とシャープペンの角度を60度として実験しています。これは鉛筆の推奨角度と同じです。
また、シャープペンの持ち方で調べても60度付近で持つように書かれていることが多いです。
ということは、シャープペンと鉛筆で持ち方が違うというのは誤解のようですね。
鉛筆と同じように持ち方を教えましょう。
ちなみに、文部科学省の小学校学習指導要領では、姿勢と持ち方が大切で、持ち方を正しくするには,人差し指と親指と中指の位置,手首の状態や鉛筆の軸の角度などを適切にすることが必要とされています。
姿勢を正しくし、ペン先が目で見えるような角度でペンを持ちましょう。
【選び方】芯は太くて濃いものを使おう(特に低学年)
シャープペンは折れやすく、文字が薄くなりやすい・・・・
なら、芯は太くて濃いものを使いましょう。
実は、シャープペンの芯は鉛筆の芯より硬くできているそうです。鉛筆より1.2倍硬いとのこと。
それでも色の濃い芯は薄い芯より成分上の問題で柔らかい傾向があります。それを芯の太さでカバーしましょう。
芯が太めを選ぶと使い心地も鉛筆に寄ってきます。
シャープペンの芯は太さの種類がある分、鉛筆より種類が沢山あるのでお子様にあったものを選べます。
【選び方】ペン軸は太すぎず、グリップが柔らかすぎないものを使おう
筆圧がまだ弱い小学生低学年では、力を込めやすいようにペン軸はあまり太くないものがおすすめです。
また、グリップ(握るところ)が柔らかすぎると、上手に筆圧がかけられないこともあるようです。
グリップが柔らかいと長時間の勉強でも疲れないという良いところもあるものの、ペンを正しく持つということに関しては柔らかすぎるものは避けたほうがよいでしょう。
【選び方】【使い方】パーツの少ないものを選び、手遊びしないように注意しよう
小さいうちはゼッタイ!!シャープペンを分解します。
勉強をそっちのけにして、分解して、しまくって、最終的に壊してしまって戻せない・・・
まだ家ならよいですが、塾やテストでやらかした日には・・・
(特にクルトガは絶対壊す・・・と聞いたことがあります。どんな構造か気になるのでしょうね。)
学校で禁止されているのも納得です。先生もいちいち生徒のシャープペンを直してまわれませんものね。
分解できるパーツの少ないシャープペンシルを選びましょう。
あとは、親がきっちり注意してあげることも大事。
また、万が一のために1本だけでなく予備のシャープペンシルや鉛筆も一緒に筆箱に入れた方がよいですね。
我が家の選んだおすすめのシャープペンシル!選んだ理由5つ。
いろいろ考えた結果、我が家が選んだシャープペンはコレ!!
理由は5つあります。
1.0.9mm芯だから、太くて折れにくい。
2.グリップの硬さがちょうどいい。
3.パーツが少なく分解しづらい。
4.芯が入れやすい。
5.頭の消しゴムが消しやすく大容量。
それぞれ解説していきます。
0.9mm芯だから、太くて折れにくい。
太い芯は細い芯に比べて柔らかいと言われますが、大人がグリグリ力を入れても折れづらいです。
太いので鉛筆感覚で持つことができます。
グリップの硬さがちょうどいい。
グリップが硬すぎず、柔らかすぎず、力が入れやすいです。
しっかり力が入れられるので、安定感があります。
パーツが少なく分解しづらい。
タフのパーツは2つだけです。
しかも真ん中から割れるのでパーツが大きい!
はじめちゃんみたいなヤンチャボーイでも分解して無くすようなことがありません。
ちなみに、こちらクルトガ・・・
たくさんのパーツに分解できてしまいます・・・・
好奇心旺盛な小学生低学年に渡すのは少し怖いですね・・・書きやすくて大人には便利なのですが。
芯が入れやすい。
タフは真ん中でパーツが分かれ、そこから芯を入れることができます。
この、芯を入れるところの穴が大きくて芯が入れやすい!
まだまだ不器用な小学生には大事な利点だと思います。
頭の消しゴムが消しやすく大容量。
小学生男児の特徴・・・
それは、
消しゴムを無くす!!
3日連続で消しゴムなくなってるー!!!!
みたいなこともよくあります・・・
しかし、タフなら安心!
てっぺんについている消しゴム、なんと3cmもあるんです。
そして、とても消しやすい!
ぺんてる公式サイトの、ぺんてるシャープペン研究部の調査では、なんと原稿用紙9枚以上もの文字を消す力があるようです。
これなら万が一、消しゴムがなくなっても安心ですね。
はじめちゃんはめんどくさがりでせっかちなので、この消しゴムを良く使っています。
さいごに
学校でシャープペンシルが禁止されている理由を調べ、その対策と選ぶべきシャープペンシルについて考察しました。
その結果、我が家の推しシャープペンシルはぺんてるのタフです。
値段が安価、使いやすい、機能も高い、といいことずくめです。
学校で禁止されている理由も家や塾で使用するなら問題ないものだと判断できましたし、これで気持ちよくシャープペンシルが使えますね。
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