テストの結果が出た夜は、スマホのスクロールを止められない⋯
「あの子はまた偏差値が上がってる⋯」
「同じ塾で同じ授業を受けているはずなのに、どうしてうちのコは⋯」
「このままで大丈夫なのかな……」
こんな不安な気持ちのままで、子どもの受験に付き添うのは難しいですよね。
焦りがマックスになったら、子どもに八つ当たりしてしまうことだってあります。
私も中学受験に伴走する親として眠れない夜を何度も過ごしました。
かあちゃん子どもに当たってしまうこともしばしば…
そんな私でしたが、中学受験本を読み込んだり、受験メンタルトレーニングを学んだりすることで、SNSを見ても平常心でいられるようになってきました。
この記事ではSNSの不安をモンスター”クラベルドクグモ”と呼び、わが家の退治方法を紹介します!



モンスターの正体を知れば、気持ちが振り回されない!
※この記事は”中学受験クエスト”シリーズの記事です。中学受験にありがちなストレスをモンスターに見立て、退治方法を紹介していきます。
あなたの隣にモンスター出現!”クラベルドクグモ”


SNSを見て「この子と比べてうちの子は⋯」なんてため息ばっかりついてしまう⋯
スマホを開くたびにしんどくなっているそこのみなさん!
”クラベルドクグモ”がそばに忍び寄ってきていますよ!!



この子は今回もすごい偏差値取ってる!
うちの子は大丈夫かな⋯
同じ塾にいって同じ勉強をしているはずなのに!
もしかしてうちのコは中学受験向いてない・・・?
こうやって親子関係にひびを入れるのがこのモンスターの得意技です。
放っておくと、焦ってわが子に気持ちをぶつけてしまうかも⋯



一緒にやっつけよう!!退治の方法を教えるよ。
なぜこのモンスターが生まれるのか|中学受験の仕組みにモンスターの卵がある
どうしてこんなモンスターが生まれるのかを考えましょう。
- 偏差値という「わかりやすい数字」を突きつけられ、気持ちが揺さぶられる
- 塾のクラス分けで、いつも競争を強いられている
- SNSで他の家庭の情報が自然と入ってくる
- 家庭という狭い世界で、わが子だけうまくいかないと感じてしまう



競争させられる仕組みや、家庭の”密室化”がこのモンスターを生んでいるんだ!
しんどいのは、あなたの心が弱いからじゃない。
そういう構造の中に放り込まれているからなんです。
モンスターの攻撃内容|比較の糸で親子を縛る
クラベルドクグモは3つの攻撃をしかけてきます。
| 攻撃 | 概要 | 結果 |
|---|---|---|
| 比較 | よその子と比べさせる | 子どもの自己肯定感が傷つく |
| 煽り | 親をイライラさせて、子どもを叱らせる | 親子関係が悪くなる |
| 他人軸 | 他人の考えに影響される | “わが家らしくなかった”と後から感じやすい |
親子関係にひびを入れるのが、このモンスターの得意技なんです。



「自分はダメな子だ」と思ってしまったら、心に大きなキズが残るよ
わが家にも来た!このモンスター|ネガティブな高カロリー情報で心がパンパン
日能研に通うはじめちゃん。
月に3回のテストのたびにとうちゃんが伴走して、ひいひい言いながら範囲を終わらせて……。
頑張って休みの日にテストを受けに行っている。
それだけで、もう100点満点のはずなんです。
でも、私の指は無意識にスマホの画面をスクロールしてしまいます。



よその子がどんな成績か不安で、SNSを見るのが止まらない!
頭ではわかっているんです。でも、止まらない。
画面の中には「偏差値60安定」「今回はまあまあ。算>国>60>理>社>50」という言葉が並びます。
「え、自慢なの?」「うちのコなんて……」
そう思った瞬間、心に「不安という名のカロリー」が蓄積されていくのを感じます。
ネガティブな高カロリーを詰め込み、心がパンパンに膨れ上がります。
最後には、はじめちゃんの前で爆発してしまいました。



みんな結構取れてるみたいだよ! なんで前と同じ間違いしてるの!
クラベルドクグモに完全に乗っ取られた状態でした。



そんな言い方しないでよ!
親子関係はもうボロボロ。まさに家庭内災害です。
中学受験という仕組みの中にいると、どうしても「自分軸」を見失い、他人の数字に振り回されてしまいます。
性格の問題ではなく、SNSに振り回されてパニックになってしまうのです。
退治法:自分らしさを取り戻す3ステップ|コーピング・距離・攻撃


家庭の安全をおびやかすクラベルドクグモ、さっそく退治しましょう!
ステップ①:体制を立て直す|コーピングマントラを唱える
まずは気持ちを落ち着かせることから。
私がよく使う方法が「コーピングマントラ」です。
(コーピングとは、ストレスに対処するための思考・行動のこと)
声に出して唱えてみてください。
- 自分のせいじゃない
- わが子のせいじゃない
- 自分だけじゃない
この3つの言葉で、自分と子どもを責める気持ちから少し距離を置くことができます。
焦っている自分を遠くから眺める感覚を”メタ認知“といいます。
俯瞰することで、気持ちを少し落ち着かせることができるんです。
心の整え方について書いた記事はこちら


ステップ②:モンスターから距離を取る|SNSを制限する
モンスターはSNSから攻撃してきます。
SNSから物理的に距離を取るのも有効です。



でもSNSにいい情報があるかもと思ったら、どうしても気になるよね。
すぐやめられない人は、時間制限をしたり、模試の発表後は見ないと決めたりするのもいい手です!
私は一日30分までと決めています。
ステップ③:モンスターに攻撃する|わが子の成長と将来の夢に目を向ける
子どもの成長を探して、伝える
前のテストと比べて、子どもが成長したところを探してみましょう。
計算ミスが減ったとか、漢字がキレイに書けるようになったとか。
最初のころ、私はこれが全然できませんでした。
偏差値の数字ばかりが目に飛び込んで、成長している部分が見えなかったんです。



意識して探していたら、少しずつできるようになったよ!
成長を見つけてはじめちゃんに伝えると、自分も落ち着き、子どもの自己肯定感も上がります。
テストの結果は「道しるべ」だと捉え直す
テストは子ども自体に点数をつけているのではなく、「これからどうやったらできるようになるか」を教えてくれるものです。
「テストが悪かった=わが子はダメだ」ではなく、「苦手なところがわかってよかった」とポジティブに変換してみましょう。



ミスの傾向が掴めてよかった!次の勉強の方針が立てられる!
偏差値は変わらなくても、捉え方しだいで行動は変わります。
将来の大きな目標を親子で話す
子どもと将来の夢を話し合うと、親の気持ちも穏やかになります。
偏差値だけ見ていると上がり下がりするたびに気持ちが揺れますが、目標を遠くに置くと目先のことの不安が減るのです。
「将来の夢はなに?」「受験が終わったらどんな自分になっていたい?」子どもといろいろ話してみましょう。
偏差値を上げることだけが目標ではないと気づけば、親子の気持ちが少し落ち着きます。
わが家はこうやっつけた!|SNSに振り回されない心へ



ぎゃー!今回のテストも大爆死!!SNSでは簡単だったって見たのに⋯
そういうときはまず落ち着きます。
偏差値が低いのは誰のせい? 誰のせいでもないよね。
私の教え方が悪かったんでもないし、子どもも十分頑張っていた。
それに、わが家だけがこういう気持ちになっているわけじゃない。



ちょっと落ち着いたかな。しんどいからSNSから離れよう⋯
SNSを閉じたら少し気持ちが落ち着きます。
夜にとうちゃんと一緒に今回のテストを見直すことにしました。



テストを改めて見てみると、前よりケアレスミスが減っているね!
偏差値ばかりに目が行きますが、よくよく見れば成長している。
不正解のところも、おしい間違いがたくさん。



あ、ここはもう一度やればできる問題!
余裕が出てきて、はじめちゃんが前に言っていたことを思い出しました。



俺はいつか社長になるんだ!そのために勉強を頑張る!
そうだよね。夢を叶える道はたくさんある。
子どもの幸せのために始めた中学受験なんだから、目先の点数に振り回されて子どもを傷つけるなんて本末転倒。
そう考えると、少しずつ気持ちがラクになってきました。
ちなみに、一回で完全に退治できたわけではありません。
テストがあるごとに毎回やってくるんです。
でもその度に同じやり方で気持ちを落ち着かせることで、自分もレベルアップしてきました。



今やテストの結果を見るのを忘れることもあるよ!



それはどうかとは思うけど…
やっつけた!家族みんなが成長した|手に入る経験


モンスターをやっつけるごとに家族みんなが成長します。
レベルアップの成果はこちら!
子どもの成長
- 「親は自分をちゃんと見てくれている」と感じ、自己肯定感が上がる
- 家庭がピリピリしないので、勉強に集中できるようになる
- 前向きにテストの見直しができるようになる



最近、勉強するのが楽しいんだ!
親の成長
- 「わが家にとって何が大切か」という考えで行動できるようになる
- テストは過程であるとどっしり構えられるようになる
- SNSを見ても心を揺さぶられることが減ってくる



スマホを握りしめてため息をつくことが減ったよ!
家族の変化
- テストがあっても家庭が穏やかでいられる
- 将来の目標をはっきりさせることで、中学受験をする意味がブレなくなる



テストが悪くても、みんな前向き!
もっと強くなりたい人への装備|強いモンスターには道具を借りよう





どうやっても倒せない〜。モンスターが強すぎる!
負けてしまっても大丈夫。次の襲撃に備えて、装備を整えましょう。
おすすめ本|視座を高めてくれる1冊
『超中学受験論』 おおたとしまさ (著), 矢萩邦彦 (著)
「不安になるのは、私の心が弱いから?」──ずっとそう思っていました。
でもこの本で、それは違うと気づきました。
著者は「中学受験アカウント、撲滅したい」と言い切っています。
不安になるのはあなたのせいではなく、不安を売る仕組みが設計されているから。
その構造を知るだけで、SNSとの付き合い方が少し変わります。
メンタルアプリでセルフケア
Awarefyというメンタルケアアプリがあります。
AIのファイさんが優しく気持ちを受け止めてくれ、認知行動療法(思考のクセを整える心理療法)を日常に取り入れるお手伝いをしてくれます。
Awarefyのまとめ記事はこちら


プロや経験者に話を聞いてもらう
身近な人なら塾の先生に話を聞いてもらうのもいいですね。
相談しづらいときは、ココナラで中学受験経験者の先輩ママパパに電話相談するのも手です。
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まとめ|SNSより子どもを見て、自分軸を取り戻そう


攻略法をまとめました。
- コーピングマントラで心を落ち着かせる(自分のせいじゃない・わが子のせいじゃない・自分だけじゃない)
- SNSと物理的な距離を置く(時間制限や、模試後は見ないルールを作る)
- 「偏差値」ではなく「子どもの成長」に目を向ける
- テストの結果を「これからの道しるべ」と捉え直す
- 将来の大きな目標を親子で共有する
クラベルドクグモは、これからもテストのたびにやってきます。
でも退治の方法を知ったあなたは、もう以前とは違います。
一度倒せたら、次は少し楽になる。その積み重ねで、わが家らしい受験の形が育っていきます。
一緒に、少しずつ前に進んでいきましょう。



完璧じゃなくて大丈夫。
一歩ずつ、わが家らしい受験の形を一緒に作っていきましょう!




